MonacaクラウドIDEでは、アプリ開発で使用するMonacaプロジェクトのソースコードをバージョン管理するために、GitHubとSSHを使用するGitサービスをサポートしています。
プランによっては、利用できないサービスもありますが、今回は、MonacaクラウドIDEでバージョン管理を導入する手順を説明したいと思います。
プランで利用できるバージョン管理機能やMonacaクラウドIDEでのバージョン管理については、以下も参照してください。
GitHubと連携する
GitHubでバージョン管理を行う場合は、MonacaアカウントとGitHubアカウントを連携する必要があります。MonacaアカウントとGitHubアカウントの連携は、以下の画面から行う事ができます。
GitHubと連携するボタンをクリックすると、GitHubのログイン画面が表示されます。Monacaアカウントと連携するGitHubアカウントでログインします。
![](https://i0.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/d4c6d743679357dfb6e3c91b426e0f40.png?w=1118&ssl=1)
ログインが成功すると、GitHubアカウント連携画面にGitHubとの連携が行われていますが、表示されます。
![](https://i1.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/0cdffd58cd65a5a3d6b85f78002faa40.png?w=1118&ssl=1)
GitHubの以下の画面にMonacaが表示されていれば、GitHub側の設定も完了しています。
- Settings / Applications / Authorized OAuth Apps
![](https://i0.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/0041f06f2f860f30489e95e1731cb7ed.png?w=1118&ssl=1)
SSHで連携する
SSHでバージョン管理を行う場合は、SSH認証で接続するためのSSHキーを生成して、利用するGitサービスへ登録する必要があります。SSHキーの生成は、以下の画面から生成する事ができます。
![](https://i0.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/6a64f487923ac2e5f93ccb4452d94332.png?w=1118&ssl=1)
SSHキーを生成するボタンをクリックすると、SSHキーが生成されます。
![](https://i0.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/68793eed52aae5682da398395da6e0cf.png?w=1118&ssl=1)
生成されたSSHキーを利用するGitサービへ登録します。GitHubへSSHキーを登録する場合は、以下の画面から登録できます。GitHub以外のGitサービスを利用する場合は、対象のGitサービスの設定画面から登録してください。
- Settings / SSH ang GPG keys / SSH keys / New SSH Key
MonacaプロジェクトをGitサービへ接続する
GitHubとの連携およびGitサービへのSSHキーの登録が完了すれば、Monacaプロジェクトを対象のGitサービスへ接続してソースコードのバージョン管理を行う事ができるようになります。
MonacaプロジェクトをGitサービスへ接続する場合は、対象のGitサービス側に空のリポジトリが作成されている必要があります。そのため、事前に対象のGitサービス側に空のリポジトリを作成してください。
注意点として、空のリポジトリを作成する際に、READMEファイル等を追加した場合は、接続時にエラーが発生します。
![](https://i1.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/a5d17b09363b4244bec2956fdbaec092.png?w=1118&ssl=1)
MonacaプロジェクトをGitHubへ接続する
GitHubへ空のリポジトリを作成したら、MonacaクラウドIDEからGitHubへ接続したいMonacaプロジェクトを開き、以下のメニューからバージョン管理設定画面を開きます。
- プロジェクト / バージョン管理設定
![](https://i0.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/7a8f33cb372c13592208af99844e3883.png?w=1118&ssl=1)
Gitサービスの選択画面でGitHubを選択後、リモートリポジトリ設定画面のリポジトリ項目から、事前に作成した空のリポジトリを選択して、設定するボタンをクリックします。
![](https://i2.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/43e62a94dac216c3663c4cd0e0ff888b.png?w=1118&ssl=1)
正常に接続が完了すれば、バージョン管理を行うための準備は、完了です。
MonacaプロジェクトをSSHで接続する
対象のGitサービスへ空のリポジトリを作成したら、MonacaクラウドIDEから対象のGitサービスへ接続したいMonacaプロジェクトを開き、バージョン管理設定画面を開きます。
Gitサービスの選択画面でGitを選択後、リモートリポジトリ設定画面のリポジトリURL項目に対象のSSHのURLを入力し、設定するボタンをクリックします。
![](https://i0.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/bc08d6010b76de504e004a9243725a52.png?w=1118&ssl=1)
正常に接続が完了すれば、バージョン管理を行うための準備は、完了です。
Gitサービスに登録されているMonacaプロジェクトを利用する
GitサービのリポジトリにMonacaプロジェクトが登録されている場合は、MonacaクラウドIDEのMonaca Dashboardから対象のMonacaプロジェクトをインポートすることで、新規プロジェクトとして対象のGitサービスに接続されたMonacaプロジェクトを使用する事ができ、ソースコードのバージョン管理も行う事ができます。
SSHに連携されたMonacaプロジェクトをインポートする場合は、Gitリポジトリを選択してインポートします。GitHubに連携されたMonacaプロジェクトをインポートする場合は、GitHubを選択してインポートします。
![](https://i1.wp.com/press.monaca.io/wp-content/uploads/2024/01/cf6f98459dfcf65e5c889ea34f51db97.png?resize=1024%2C265&ssl=1)
おわりに
今回は、MonacaクラウドIDEでMonacaプロジェクトのバージョン管理を行うための導入について説明しました。開発の規模が大きくなってくると、ソースコードのバージョン管理は、必要な機能になってきます。
次回は、バージョン管理機能の活用方法について説明したいと思います。現在、Monacaプロジェクトのバージョン管理を検討している場合は、一度、MonacaクラウドIDEのバージョン管理機能を試してみてください。