Android Platform 11のサポートを開始しました。
最新の Android プラットフォームでは、主に次の点が更新されています。
- ターゲットAPIレベルが、「32」に更新されました
- スプラッシュスクリーンが新形式となりました
Android Platform 11 の利用方法
Android Platform 11 は、次の手順でご利用いただけます。
※ Cordova11系以上のプロジェクトのみ対象となります。
- Monaca IDEへログイン
- 対象のプロジェクトを開く
- ヘッダーメニューから「ビルド -> ビルド環境の設定」
APIレベルの更新
Android Platform 11より、APIレベルは32となりました。
そのため、Androidアプリ設定画面にて、ターゲットSDK バージョンを指定していた場合は、こちらの設定は必要なくなります。
新しい形式のスプラッシュスクリーン
Android プラットフォーム 11 から 「SplashScreen API」に対応し、最新のスプラッシュスクリーンを利用できるようになりました。
新しい形式のスプラッシュスクリーンは、Monaca IDEへログイン後、次の方法で設定します。
- 対象のプロジェクトを開く
- ヘッダーメニューから「設定 -> Android アプリ設定」を開く
- スプラッシュスクリーンの設定モードを「オートリサイズ」に変更
- 画像をアップロード
- スプラッシュスクリーンの背景色を設定。(設定がない場合は、白色)
- 保存ボタンをクリック
スプラッシュスクリーン画像について
スプラッシュスクリーン画像は、次の形式で用意が必要となります。
- 形式:PNG
- サイズ: 正方形 (縦横比1:1)
- 288px x 288px (推奨)
- 画像内のアイコンは、直径 192px の円内に収まるようにしてください。
より詳細な画像仕様については、Android Developers Documentをご参照ください。
スプラッシュスクリーンの設定例
スプラッシュスクリーンの画像のみ設定
スプラッシュスクリーンの画像のみ設定した場合は、次のように端末で表示されます。
左の図が設定したスプラッシュスクリーン画像です。右の図が、モバイル端末上で表示される内容です。
背景色を設定していないため、背景は白となっています。
スプラッシュスクリーンの画像と背景色を設定
スプラッシュスクリーンの画像と背景色を設定した場合は、次のように端末で表示されます。
左の図では、背景色を「#d33939」に設定しています。そのため、モバイル端末上では、背景色が赤色で表示される結果となります。
その他の注意点
Splashscreenプラグインの無効化
この新スプラッシュスクリーンから、Splashscreenプラグインは不要となりました。そのため、プラグイン管理画面にて、Splashscreenプラグインを無効化してください。
アニメーション化ベクター型ドローアブル(AVD)
アニメーション化ベクター型ドローアブル(AVD)の XML は、Monaca アプリ設定画面においては非対応です。
AVDを利用する場合は、用意したXMLファイルをプロジェクト内の任意の場所に配置し、config.xmlに次のタグを利用して、スプラッシュファイルの場所を設定してください。
<preference name="AndroidWindowSplashScreenAnimatedIcon" value="res/android/screen/splashscreen.xml" />
上のプリファレンスタグの例では、プロジェクト内のディレクトリ「res/android/scree/」配下に、XMLファイルを配置して設定しています。