Monacaは、Cordova10のサポートを開始しました。
この対応により、Android 10 への対応や iOSではWKWebViewが標準搭載されるようになります。また、新規に作成するプロジェクトは、Cordova 10 対応のものとして作成されます。

Cordova10のプロジェクトにてサポートする Android および iOS の各種バージョンは、次のとおりです。

Android 更新内容

  • Cordova Android プラットフォーム: 「9.0.0」 にアップデート ( APIレベル29 )
  • Gradleバージョン: 「6.5」 にアップデート

iOS 更新内容

  • Cordova iOS プラットフォーム: 「6.1.1」 にアップデート
  • Xcode: 「11.3」
    (Xcode12 サポートについては、別途お知らせいたします。)

Cordova10 の変更内容の詳細については、Monaca Docsをご確認ください

プロジェクトのアップグレード方法

次の手順にて、プロジェクトをCordova10へアップグレードできます。

  1. 対象のプロジェクトを開く
  2. ヘッダーメニューの「設定」をクリック
  3. 「Cordovaプラグインの管理」をクリック
  4. 下の図の「10.0.0 にアップグレード」をクリック

その他の注意事項

個人向けプランの利用可能Cordovaバージョン

個人向けプラン (Free/Proプラン) では、最新2バージョン(Cordova 10, 9.0)までがご利用いただけます。

旧バージョン(Cordova9.0 未満)のままプロジェクトをご利用される場合は、Businessプラン以上へのアップグレードをお願いします。

プロジェクトのダウングレード

アップグレードしたプロジェクトは、以前のバージョンにダウングレードできません。
アップグレード時に自動で以前のバージョンのバックアッププロジェクトが作成されますので、そちらをご利用ください。

ストア版Monacaデバッガーでの警告

Cordova 10 に対応した「Monacaデバッガー」は、バージョン 10.0.0 以降 となります。

デバッガーが搭載するCordovaバージョンとプロジェクトのCordovaバージョンが異なる場合、アプリケーションが正しく動作しない可能性があります。その場合は、「カスタムビルドデバッガー」をご利用ください。
カスタムビルドデバッガーの取得方法については、次のドキュメントをご参照ください。

Androidカスタムビルドデバッガー
iOSカスタムビルドデバッガー