WKWebViewのサポートを開始しました。
Monacaの基本プラグインに「WKWebView」プラグインが追加され、全てのプランにてWKWebViewをご利用いただけます。
なお、Monacaデバッガー(ストア版/カスタム版)およびエンタープライズプラグインでのWKWebviewサポートは、3月下旬の公開を予定しています。
WKWebViewの利用方法
次の手順にてiOSで利用するWebViewをWKWebViewに更新します。
また、アプリをビルドする環境設定をあわせて更新します。
WebViewエンジンの更新
- プロジェクトを開く
- ヘッダーメニューの「設定」をクリック
- 「iOSアプリの設定」をクリック
- 項目「WebView」を「WKWebView」に更新
- 「保存」ボタンをクリック
UIWebViewを利用する場合は、
「iOSアプリの設定」画面にて項目「WebView」を「UIWebView」に変更してください。
※ プラグイン一覧画面より「WKWebView」プラグインを手動にてインストールした場合は、手動による設定ファイル(config.xml)の更新が必要となります。
ビルド環境の更新
- プロジェクトを開く
- ヘッダーメニューの「ビルド」をクリック
- 「ビルド環境の設定」をクリック
- iOS Platformを「5.1.1」に更新
- iOS Xcodeを「11.3」に更新
- 「保存」ボタンをクリック
WKWebViewの注意点
CORS
WKWebViewからCORS(Cross-Origin Resouce Sharing)が適用されます。
サーバとの通信が発生する場合は、サーバ側で「Access-Control-Allow-Origin」の設定が必要となります。サーバ側でCORS設定を変更できない場合は、プラグイン「cordova-plugin-advanced-http」にてCORSの回避をご確認ください。
cordova-plugin-inappbrowser
プラグイン「cordova-plugin-inappbrowser」のバージョン3.1.0について、WKWebViewに関する不具合が報告されています。プラグイン「cordova-plugin-inappbrowser」を利用される場合は、下記の手順にてバージョン3.2.0以降をご利用ください。
- プロジェクトを開く
- ヘッダーメニューの「設定」をクリック
- 「Cordovaプラグインの管理」をクリック
- 「InAppBrowser」の「設定」をクリック
- プラグインバージョンを3.2.0に変更
- 「保存」ボタンをクリック
fileプロトコル
WKWebViewでは、fileプロトコルでのリソースアクセスに制限が設けられています。
Monacaで作成されるアプリについては、fileプロトコル以外の方法により、ローカル上のリソースアクセスを可能にするプラグインを公開予定(3月下旬)です。
アプリデータ(LocalStorageやIndexDB)
WKWebViewに更新した場合、既存のアプリにおいてLocalStorageやIndexDBに保存しているデータはWKWebViewにコピーされません。