先日、米Adobe社(以下、Adobe)より「PhoneGap」および「PhoneGap Build」について、2020年10月1日に開発及びサービス提供を終了するとの発表がありました。
Update for Customers Using PhoneGap and PhoneGap Build
PhoneGapは、Cordovaの商用ディストリビューションの一つであり、2011年にAdobeが、PhoneGapを開発するNitobi社を買収したことから始まりました。
また、Adobeは、PhoneGapコードをApache Foundationへ寄贈し、OSSとして Apache Cordovaがスタート。AdobeによるOSS化により、多くの企業がCordova開発に参加ができるようになりました。
そしていま、Apache Cordovaプロジェクトは、HTML5ハイブリッドアプリのデファクトスタンダードとなり、iOS、Androidなどの主要プラットフォームが進化を続ける中で、Webとアプリの架け橋として重要な役割を担っています。
2011年より弊社もMonacaを通じてApache Cordovaに関わってきました。また、弊社の開発メンバーは、Apache Cordovaプロジェクトのコミッターとして参画しており、先日の Cordova10 のリリースにおいても中心的な役割を担いました。
Cordovaプロジェクトでは、今後の開発についても活発な議論が行われており、引き続きコミュニティが支えるオープンソースプロジェクトとして発展していきます。
また、アシアルでは、PhoneGapをご利用の皆様に今後も安心してアプリ開発を続けていただけるよう、以下の移行支援を行います。
PhoneGap BuildからMonacaへの移行について
今回の発表を受けまして、現在PhoneGap Buildをご利用の方々を対象として、Monacaへのマイグレーション支援を行います。
これまでPhoneGap Buildを利用してきた方々が、リリース済みのPhoneGapアプリの開発・メンテナンスを継続できるように、Monacaへのマイグレーション支援を行います。詳細は、PhoneGap Buildからの移行ガイド(英語)をご覧ください。
アシアルは、今後もApache Cordovaプロジェクトへの貢献、ひいてはWeb技術の発展に貢献を行ってまりますので、引き続きよろしくお願いします。
なお、今回発表の内容や、Apache Cordovaプロジェクトについてのご質問やご意見、ご要望などございましたら、お問合せフォームよりご連絡ください。