モナカレーならぬモナカレーパン？「モナカレー」を持ってパートナー企業を訪れた【富士通株式会社様】

Monacaの登録者数20万人超えを記念して製作したオリジナルレトルトカレー「モナカレー」。製作にあたりご協賛頂きましたMonacaパートナー企業を訪れるモナカレー納品の旅、今回は富士通株式会社様です。
同社はモバイルアプリの開発・運用・業務システム連携をスムーズに行えるモバイル活用基盤「MobileSUITE」を提供しています。

この日はマーケティング戦略本部 MetaArc戦略統括部コラボレーション推進部部長の芝崎英行様、ミドルウェア事業本部アプリケーションマネジメント・ミドルウェア事業部第一開発部マネージャーの陣内宏文様からお話を伺いました。

富士通のような大規模の企業ではどのようにモバイルアプリ開発案件に取り組んでいるのでしょうか。

MobileSUITEとは

－－MobileSUITEとはどのようなサービスなのですか？

陣内宏文様

陣内　スマートフォンやタブレットなどを利用したシステムを導入する際に、開発はもちろん運用、端末管理までワンストップで行えるサービスです。
アプリ・コンテンツ・端末をまとめて管理できる統合管理機能、アプリのセキュア配信機能、WebAPI、バックエンドサービス、各種開発キットなどを備えています。

－－開発、運用、管理まで対応というのは幅広いサービスですね。

芝崎英行様

芝崎　システムに携わる人には開発者・利用者・運用者などがいますが、どの立場の人にも価値を与えられればと考えています。

－－どの程度の規模のお客様が多いのでしょうか。

陣内　弊社のお客様は大企業が多いのですが、アプリ導入の規模としては大小様々です。MobileSUITEはスケールアップにも対応できますので、まずは社内のチーム単位で始めて、部門や拠点にまで順次拡大していき、対象端末が数百台から数千台にまで増えたというケースもありますよ。

導入事例

－－お客様はどのような経緯でMobileSUITEを利用するのでしょうか？

陣内　弊社がこれまでにお付き合いしてきたお客様が業務システムをモバイル化するという流れですね。最近はこれまでモバイルに縁の無かった業種・領域からも声がかかるようになってきています。

－－具体例がありましたら教えてください。

陣内　静岡新聞社様の「スマホ１台で記事作成から入稿までを完結」した事例があります。元々、静岡新聞社様は記事を入稿するシステムとして富士通のパッケージを導入されており、現場で取材される記者はノートパソコンを利用されておりました。数年前、スマートフォンの持つ携帯性と常時インターネットに接続している利便性に着目され、スマートフォンによる入稿に取り組まれ、記者のワークスタイル変革および、さらなるニュースの速報性の実現に向けて、MobileSUITEを導入していただきました。

Monacaとの連携

－－モバイルアプリ開発の案件を引き受けることは多いのですか？

陣内　以前はお客様からモバイルアプリ開発の相談が来たときに、なかなか対応することができない状況でした。そういった中で、現場の営業やSEからMonacaを使いたいという声が挙がることもありました。
現在は安価・短納期でモバイルアプリを作りたいという相談が来た時にはバックエンドにMobileSUITE、フロントエンドにMonacaを使った提案が可能となりました。

－－これからMonacaとの連携はどのように進めていくのでしょうか？

芝崎　弊社ではここ数年、クラウドやAI、モバイルなどの分野で先端を走る企業とのお付き合いを通じ、ともにビジネスを創造していきたいと考えていました。アシアルさんとはその活動の中で知り合う機会があり、MonacaとMobileSUITEの連携を検討してきました。今後はこの2つのサービスの連携を強化し、さらなる価値をエンドユーザーに提供できればと思っています。

－－ありがとうございました。