Monacaは、Cordova11のサポートを開始しました。
Cordova11のプロジェクトでサポートされる各OSバージョンは、次のとおりです。Cordova11からサポートされるAndroidプラットフォームはバージョン10系となっており、既存アプリの動作に影響を与える可能性のあるアップデートになっています。

Android

  • Cordova Android プラットフォーム: 10.1.1 ( APIレベル30)
  • Gradleバージョン: 7.1.1

iOS

  • Cordova iOS プラットフォーム: 6.2.0
  • Xcode: 13.0

プロジェクトのアップグレード方法

次の手順にて、プロジェクトをCordova11へアップグレードできます。

  1. 対象のプロジェクトを開く
  2. ヘッダーメニューの「設定」をクリック
  3. 「Cordovaプラグインの管理」をクリック
  4. 下の図の「11.0.0 にアップグレード」をクリック

その他の注意事項

Androidプラットフォーム

Cordova 11からは、Androidプラットフォーム 10系以降が使用されます。

Androidプラットフォーム 10系からは、WebViewAssetLoaderがサポートされました。そのため、リソースにアクセスする際のデフォルトのスキームは、いままでの「file://」 スキームから 「https://」 スキームに変更されました。

MonacaプロジェクトでAndroidプラットフォーム 10系未満が設定されている場合は、事前にAndroidプラットフォーム10系を使用して動作確認を行うようにしてください。

Androidプラットフォーム 10系の注意点については、以下を参照していください。

Cordova Android 10.1.1 サポート

Network Information プラグインの更新

プラグイン「cordova-plugin-network-information」が、v3.0.0になりました。
バージョン3では、バージョン2系まで利用できていた「navigator.network.connection」の参照は、次のように、「navigator.connection」に変更されました。

// バージョン2系
navigator.network.connection

// バージョン3系
navigator.connection

個人向けプランの利用可能Cordovaバージョン

個人向けプラン (Free/Proプラン) では、最新2バージョン(Cordova11,10)までがご利用いただけます。

旧バージョン(Cordova9)のままプロジェクトをご利用される場合は、Businessプラン以上へのアップグレードをお願いします。

プロジェクトのダウングレード

アップグレードしたプロジェクトは、以前のバージョンにダウングレードできません。
アップグレード時に自動で以前のバージョンのバックアッププロジェクトが作成されますので、そちらをご利用ください。

ストア版Monacaデバッガーでの警告

Cordova11 に対応した「Monacaデバッガー」は、バージョン 11.0.0 以降 となります。

デバッガーが搭載するCordovaバージョンとプロジェクトのCordovaバージョンが異なる場合、アプリケーションが正しく動作しない可能性があります。その場合は、「カスタムビルドデバッガー」をご利用ください。
カスタムビルドデバッガーの取得方法については、次のドキュメントをご参照ください。

Androidカスタムビルドデバッガー
iOSカスタムビルドデバッガー