HTML5アプリ開発プラットフォーム「Monaca」の登録者が20万人を超えたことを記念して、オリジナルレトルトカレー「モナカレー」のプレゼントキャンペーンを行っています。
そしてこのたび、ご協賛頂きましたMonacaパートナー企業へモナカレー「納品」の旅に行ってまいりました。第二弾は株式会社 神戸デジタル・ラボ様です。

Monacaのセミナーなどでも登壇経験豊富な岡 龍弘様に、同社の取り組みやMonacaの活用についてお尋ねしました。

神戸デジタル・ラボとは

神戸デジタル・ラボは阪神大震災が起きた1995年に神戸で生まれた独立系ベンダーです。サイバー攻撃への対策を指導する「兵庫県警察セキュリティ対策アドバイザー」を委嘱されるなどその技術力は折り紙付きです。

ーー御社の主力ビジネスを教えてください

岡 龍弘様

 Webビジネスを中心にその周辺を便利にしていこう、というのが最近の流れです。ECサイトの構築を主軸としていますが、スマホアプリにも力を入れています。ITを創り育てる「創」、ITで市場を攻める「攻」、企業のITを守る「守」で、お客様のやりたいことを実現していこうと考えています。
事業を創るところから市場への切込み、プロアクティブディフェンスまで、企業のIT戦略をトータルでサポートすることができますよ。

ーー小中規模の店舗向けに、オリジナルアプリを簡単に作成できるサービスを提供されているそうですね。

 SmartPleasureといいます。もともと私の部門がアパレルのシステムを製作していたのですが、3年ほど前からアパレルの企業もスマホアプリで顧客サービスを展開したいと考えるようになってきました。店舗の顧客向けのアプリというものは基本的に必要な機能は似通っていて、アパレルのブランドを意識したデザインで差別化ができれば良いので、手軽にシステムを構築してデザインを柔軟に変えられるようなサービスを作ろうということになりました。それがSmartPleasureです。

ーーSmartPleasureにはMonacaが使われているとか。

 MonacaはSmartPleasureのサービスコンセプトとの相性が良いです。ネイティブでアプリを作り込んでしまうと、ちょっと色を変えたいという顧客の希望にも何十万というお金をいただかなければなりません。そういった細かい修正を定額のサービス運営費の中で対応できるようにすれば、クイックに直してあげられるんです。ご担当者の方も自社システムを成長させたい、という思いがありますので、それに応えてあげられますね。

ーー御社サービスの今後の展望をお聞かせ下さい。

 一つは裾野を広げたいということです。「アプリが使えると良いな」と考えている業態がアパレルの他にもあるはずなので、そういった業界に応えていきたいです。

ーー例えばどのような業界があるものですか?

 新聞屋さんなどはその一例ですね。ポータルアプリを望んでいるようですし、SmartPleasureの仕組みはそのまま適用出来ると考えています。

ーー裾野を拡げるということは、上の方にも伸びていこうというお考えがあるのでしょうか?

 これからのスマホサービスは、ネイティブには寄らずにWebに統合されていくのではないかなと全社で考えているところです。グーグルのPWA(Progressive Web Apps)も注目されていますし、スマホアプリがそちら側に流れていくこともあるのではないでしょうか。
スマートデバイスもIoTもWebの延長で扱える世界になってきていますし、Webの技術を極めていくことが、弊社の目指すところの正解だと思っています。

ーー御社は阪神大震災の年に誕生したそうですね

 はい。阪神・淡路大震災の起こった1995年は日本のインターネット元年でもありました。創業者である永吉が父親から引き継いだ広告代理店のビルは一瞬にして全壊しましたが、倒壊したビルから数枚のMOを発見しました。そのMOデータのおかげで2週間で会社は再開。データとネットワークで世の中を変えられる!このとき感じたITの可能性が、KDLの始まりでした。
東日本大震災の際には流木をスライスしたノベルティを作り、ノベルティを買っていただくと東北に寄付が贈られるようにしていました。

ーー御社の情報を大切にする気持ちは震災が大きなキーワードなんですね。どうも有難うございました!

モナカレーはアイディアの扉が開く!

左は開発チームのエース・廣瀬 詔子様

取材が終わり、岡さんにモナカレーを食べていただきました!辛いのが得意でないのか顔を真っ赤にする岡さん。

「辛いです!辛さと豆の甘さのハイブリッドぶりが、まさにMonacaのカレーですね。毛穴が開くみたい。毛穴と一緒にアイディアの扉が開いていきそうです!」と大満足(?)でした。